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■やぶきた茶とは |
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「やぶきた」とはお茶の品種の名称です。 日本全国のやぶきた品種の普及率は、品種茶の面積に対して76.3%。静岡県では、品種茶中94%栽培されています。
「やぶきた」は、明治41年杉山彦三郎翁(安政4年(1857年)静岡県安倍郡有度村中吉田(現静岡市駿河区中吉田)に生まれ昭和16年(1941年)逝去される。享年84才)によって発見されました。 杉山翁は、明治から大正にかけ茶の品種改良のため杉山家の全財産のすべてをつぎ込みました。 心血をそそぎ、一生を投入して遂に優良品種「やぶきた」を発見しました。
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「やぶきた」は、杉山翁が茶の品種改良のため優良な種子を選び、現静岡市駿河区谷田の翁の試験地に隣接した中林という地区の、もうそう薮を開墾して播種しました。 明治41年、その中から二本の優良系統を選抜し、北側のものを「やぶきた」、南側のものを「やぶみなみ」と命名しました。 その後、取木によって増殖され各地で試作されました。 昭和6年頃よりその樹勢や品質の優秀性が認められます。 しかし、本格的に普及をみたのは戦後になってからのことでした。 昭和28年農林省登録品種に指定されました。 昭和30年には静岡県の奨励品種に指定されました。
この原樹は、杉山家の私有地(現静岡市駿河区国吉田)から昭和38年、現静岡市駿河区谷田の静岡県立美術館北側入り口に移植されると共に、静岡県天然記念物に指定されました。 日本全国にある「やぶきた」のすべてがこの原樹から分かれたものです。
特性は、中生種で樹姿直立、伸育力は甚だ強く、葉は長楕円形でやや大きく収葉量が多い。 耐寒性が強く、地域的適応性が広い。 品質は、滋味優雅で甘味に富み、煎茶として極めて優良。
当地は正に、杉山彦三郎翁の生誕地であり、「やぶきた」発祥の地であります。 杉山翁の茶業に尽くされた業績をたたえ、偉大な功績に感謝を捧げます。 「やぶきた」発見以後、品種改良の研究がなされ、多くの新品種が発見されましたが、未だ、「やぶきた」以上に優れた品種が現れないでいるのが現実です。
ちなみに、現在の杉山家は、静岡市駿河区中吉田で酒屋を経営しています。
参考文献「杉山彦三郎翁伝」 静岡県茶業会議所 発行
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